世界選手権レポート

平林選手からの世界選手権レポートです。

 

大会名:世界選手権大会

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開催期間:8月28日~9月8日

カテゴリー:ジュニア

リザルト:個人23位

リレー21位

タイヤ:スペシャライズドファストトラック

サングラス:オークリー

レーダーEV

レンズ:プリズムトレイル

天候:雨

コース

ガレ場や根っこの多いセクションがあり、常に下りはトレイルライドをしているような感じで、登りは短く走りやすいイメージのコースでした。しかし、今回は会場が2000mという今までに経験したことのない標高でのレースでした。初日から空気の薄さを感じ、かなり苦しいレース展開になると思いました。

リレー

走順:第4走

7:30に起床し、朝食を摂り走る準備をしました。会場へは車とゴンドラを使って上がり、30分程アップをしました。11:00にレースが始まりました。

順番は、山本選手、沢田選手、末政選手、自分という順番でした。やがて、第3走者の末政選手からバトンタッチをして自分のレースが始まりました。スタートは上手くいき、最初の登りを立ち漕ぎで上がり順調な感じでしたが、最初のシングルトラックを下った次の登りで突然、体が動かなくなりました。酸素が切れた様な感じで手足がしびれて苦しくて、必死にもがいても前に進んでいる感じがしませんでした。少したれている間に後続の選手2人に抜かれてしまい順位を落としてしまいましたが、最後まで前を追い全力で走り21位でゴールをしました。

ジュニア個人

7:30に起床し、朝食を摂り9:00頃に軽く街の近くを12キロほど走りました。11:00に昼飯を摂り13:00に宿を出発し、車とゴンドラを使って会場へ向かいました。会場に着き、走る準備をしてダッシュを混ぜて30分程アップをしました。

15:00になりスタートの合図と共にレースが始まりました。スタートは上手くいき先頭集団で走る事ができました。しかし、最初の登りを登り切った瞬間周りの速度が速くなり少し順位を落としてしまった。自分の走りにスキができてしまい『しまった』と思いましたが、すぐに追い上げて20番程の順位で最初のシングルトラックに入りました。思っていたほど周りの速度は速くなく、少し追い上げることができました。シングルトラックを抜けた後の2つ目の長い登りでも数人抜くことができ順調に順位を上げる事ができました。しかし、コース中盤の下りでコーナーのバンクを踏み抜いてしまい転倒、十数秒をロスしてしまいましたがすぐにバイクを起こしレースに復帰しました。そこから順位は変わらず17番程で2周目に入りました。まだ、トップ10の集団は20秒程先に見える感じで、『まだ行ける』という感じがしたので少し速いペースを維持しながら走り続けました。コースの後半で2人程抜かれましたが、十番台後半を維持しながら3周目に入りました。3周目に入ると徐々に体から酸素が無くなる感じがして息が上がるようになってきました。コース前半の長い登り坂でまた2人程に抜かれてしまい20番代に順位を落としまし、そのまま4周目に入りました。まだ前に4人程のパックが見えましたが、体が思うように動かずなかなか追いつくことができませんでした。前のパックに追いつく事が出来ない苦しい展開が続きました。結局追いつけないまま最終周に入りました。ついに最初の登りで完全に酸素が切れた感じで動かなくなり大幅なペースダウンをしてしまいましたが、とにかく下りまで持たせようと思い必死にペダルを漕ぎ、なんとか下りまで持たす事ができました。下りは深い呼吸をしながら走り足を回復させる事ができました。足が回復してからはとにかく先頭を追う事だけを考えて走りました。しかし、なかなか前の選手との差を埋める事ができずそのまま23位でゴールを切りました。

今回のレースには自分なりにやることをやり機材も万全の体勢で挑みましたが、レースを終えて準備や練習がまだ不十分な所が大きく浮き彫りになりました。高地に早くなれようと会場へは自走で上がり会場でもなるべく多く乗り込みましたが、いざ、レースとなると体力的に余力があっても呼吸がいっぱいいっぱいで全力で走り切れず、もどかしい感じで個人的にはとても悔しいレースになってしまいました。来年からU23に上がるのでもっと練習に工夫を加えて更に速くなれるように頑張りと思います。応援、サポートしていただいた皆さん、日本チームの監督、メカニック、マッサー、スタッフの方々、選手の皆さんありがとうございました。

 

竹内選手からのレポートです。

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ジュニアクラスとして、最初で最後の世界選手権。だからこそ、「良い経験ができた」で終わらせたくなかった。しっかり勝負したい。そんな気持ちと裏腹に、アジア戦後に体調を大きく崩してしまう。出国四日前程からトレーニング再開。やはり走れない。だが、日に日に上がっていく調子を信じてアンドラ公国へ。 試走初日から標高の高さを感じる。体調が良くないのか、標高のせいなのか、とにかく苦しい。 少しづつ順応はしていけたが、やはり身体への負担が大きいと感じた。 迎えたレース当日。ウォーミングアップの感覚は悪くない。標高に対応するため、いつも以上に心拍を上げる。 スタートは三列目。上位を狙える位置。 激しい雨が降り出す中スタート。スタート直後は下り基調。猛烈な位置取り。気づけば集団に埋もれてしまった。シングルトラックでは前の選手がミスを連発。自分のリズムが崩れ、苦しい展開。 それでも集団がばらけ始めると、雷太監督、フィードに入ってくださった山路さん、白井さんからの的確な声がけのおかげで、順位を上げることができた。精神的な部分で、本当に助けて頂いた。最後まで集中を切らさず、追い込み続けることができた。 46位。トップとのタイム差は12分強。全く歯が立たなかった。時間はかかっても、絶対彼らと対等に、それ以上に戦えるようになりたい。この舞台で感じた気持ちを忘れずに、次に向けて走り出そうと思う。 最後に。今回の遠征で最高のサポートをして下さった雷太監督、メカニックの山路さん、白井さん、マッサーの城作さん、コーチの長尾さん、本当にありがとうございました。 そして、応援して下さった方々、ありがとうございました。 来年もこの舞台に立てるよう、準備していきます。

WESTBERG/Proride 竹内遼