2016 アジア選手権大会 in タイ・チャイナット

タイで開催されたアジア選手権のレポートです。

北林選手

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大会名  アジア選手権
開催期間 5月3〜10日
開催地  タイ チャイナット
カテゴリー  ジュニア
リザルト  リレー 3位   XCO リタイア  XCE 8位

レース前の生活
日本から長いを移動をして夜に会場のあるチャイナットに到着しました。着いた時におもったのは、この時間帯なのに信じられない温度で、正直この気温で運動したらどうなるのだろうと思いました。
次の日の午前に自転車をくみ午後からチーム全体でコース試走にいきました。コース試走では1周先輩達とゆっくりはしりました、足はいい感じに動くのですが、心拍数がゆっくり走っているにもかかわらずmaxの心拍数になり、頭が暑くなり、締め付けられる感じがして、体が動かなくなったのでしばらくテントの下で休んでから宿泊地に帰りました。
その次の日も試走に行きましたが、暑さにやられてあまりコースの中で走る事が出来ませんでした。さすがにまずいと思ったので、周りの人にいろいろ聞き、暑さの中でローラーを漕いで汗をたくさん出して毛穴を広げるのがいいと聞いたのでレース前の数日間で何度かこの対策方法を行いました。
その次の日にチームリレーに第三走者で走らせてもらいました。この日は暑さにも慣れて、来た日よりは快適でしたレースでは一度でかいミスをしてしまいましたが、しっかり走りきり、三番手でアンカーの安里さんにバトンタッチしました。
レース当日
レースのスタート時間が午後二時だっただったのであさに一度ローラーに乗り、その後は部屋でリラックスしてから1時間半前の12時半に会場に行き、1時間前にローラーでアップしました。
2時になり、レースがスタートしました。スタートはとてもうまくいき先頭でレースを展開し、この暑さだとあまりハイペースで走りすぎない方がいいと聞いていたので、うまく自分をコントロールしながら走り1周目は先頭で走り2周目に入り、後ろにいた選手がアタックをかけたのでついていき下りに入って次の登りに入って登っている時にてがしびれて背筋が寒くなり、次の下りで目がくらんで力が入らなくなり下りでもうまく判断出来なくなりふらつきながら走ることしか出来なくなり、後ろから来る選手に当たったりしてしまったので危ないと思いなんとか2周目を走り終えてからリタイアという判断をしました。

今回のアジア選手権は悔しい事がたくさんありましたが、いろいろな事を教えてもらいたくさんの事を学ぶ事が出来ました。自分の準備不足によりこんな結果になってしまいましたが、いろいろな知識もえることができ、レース前の準備がいかに大事かということ改めて痛感しました。これから激的進化をしてはやくなります。応援、サポートしていただいた皆さん、日本チームの監督、スタッフ、メカニック、マッサージ、選手の皆さんいろいろありがとうございました。
TeamProRide  北林 力

江越選手からのレポートです!

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アジア選手権レポート

大会名 アジアマウンテンバイク選手権

開催国 タイ

クラス  junior

リザルト 7位

天候  晴れ

周回数 3周

【レース前日】

今回は海外遠征ということもあり前日に現地入りするのではなく4日前に現地入りした。

その後、飛行機と現地の移動バスで約9、10時間かけてレース会場のチャイナットに到着しました。

タイの空港に降り立った時点でとにかく印象的だったのが、今まで体験した事のない程の蒸し暑さでした。

恐らく日本の夏場の気温以上に暑かったのではないかと思います。

そしてタイで初の朝を迎えました、

1日目の午前中は宿泊施設に設けてある室内の広場でバイクを組み立て、午後には待ち遠しく思っていたコースの試走に向かいました。

試走に行った時間が2時で、その時間が1番気温が高く僕が確認した限りでは42度ありました。

そんなこともあり、その日のコースの試走は熱中症も考慮して2時間ほどで終了しました。

その日走った全体の印象は暑さも凄かったのですが、思いの外暑さに順応出来ていたため集中してコースの試走が出来ました。

次の日も試走を行い、細かいセッティングや当日使うタイヤを選択して、本番でどうやって走るかというイメージが浮かんで来ました。

暑さに対しても体の反応は良く、初日の試走時より汗も出るようになって体内の熱が外に出てる感覚が感じられました。

食事に関しては現地で食べられてる料理が殆どで、中には見た事もない料理もありましたが、食べてみると以外と美味しくストレスなく食べる事が出来ました。

3日目はリレー競技の観戦に向かいました。

Japanチームもそうですが、他の海外選手の走りも観る事もできたので収穫の多いレース観戦となりました。

その後は宿泊施設に戻って、次の日のレースに備えるべくマッサージをして頂き身体のコンディションを整えて、その日は早く寝ました。

【レース当日】

当日は2時のスタート時間に合わせて、12時半に会場入りしてローラーでのウォーミングアップや軽いマッサージをマッサーの方にして貰いました。

スタート位置は2列目からのスタートとなりました。

スタートダッシュは上手く成功しましたが、その直後の少し堀の深い上り返しで僕の前を走る選手が上りきれずストップしてしまい、その拍子で僕の後ろの選手が突っ込んで来てしまいました。

直後急いでリスタートしましたが、リアディレイラー付近から妙な音が聞こえて確認するとリアディレイラーが一部破損してハンガー部分が変な向きになってしまいました。

恐らくぶつかった時の拍子になったものと考え、そこからは駆動系に負担を加えないよう前を追いかけました。

一部使う事が出来ないギアがあったがシフトチェンジは可能だったためテックゾーンには入らず、リズミカルな細かいアップダウン区間ではリズムを崩す事ないよう心掛けて、上りでは暑さで倒れてしまう恐れもあったため呼吸を意識して走りました。

その後は周回数をこなすごとに前の選手を捉え6、7人はパスする事に成功しポジションアップに繋がり最後は7位で完走しました。

【レース後の反省】

今回のレースでの反省点は、やはり最初のスタートでリアディレイラーを破損して大きな遅れを取ってしまった点にあると思いました。

スタートする前から「こうなるかもしれない」と想像していれば未然に防げたと思うし、何より機材スポーツでは壊さないように競技を行う事は、当たり前の行動だと思うのでとても悔しい部分でした。

ですが、事前の下準備や体調管理、暑さ対策といったレース前の準備は今までのレースの中では完璧にこなす事ができたのではないかと思います

ですので、今後はもっと自己分析を進め自分の得意な点と不得意、苦手な面を克服し、もしまた機会があったらその時は是非リベンジして、最高の走りが出来るようにしたいと思います。

沢山の応援、Team Japanの監督、先輩方、メカニック、マッサーの皆さん沢山のサポートをありがとうございました。

Team ProRide江越 昇也